ペツル社製品にはスクリューで締める、または固定する製品が多くあります。特に激しく使用する用具については、指定された締め付けトルクを尊守し、定期的に確認する必要があります。
警告
- • この技術情報を参照する前に、関連する製品の取扱説明書をよく読んでください。ここにある補足情報を理解するには、まず取扱説明書に掲載されている情報を読み、理解する必要があります
- • ここで紹介する技術を身に付けるためには適切なトレーニングが必要です。ここで紹介する技術を実践する前に必ず、1人で安全に行う能力があることを上級者に確認してください
- • ユーザーの活動に関連した技術例も紹介しています。ここに紹介されていない方法もあります
1. 指定されたトルクで締めてください
用具を適切に使用するためには、スクリューを正しく取り付け、取扱説明書に記載されたトルクで締める必要があります。
指定されたトルク値で締めることにより、使用中にスクリューが緩む可能性を減らせます。
2. トルクレンチを使用してください
シンプルなレンチを使用してもスクリューを適切に締めることはできますが、締め付けトルクを確認することはできません。
トルクレンチの使用によってのみ、締め付けトルクが適切であることを確認できます。
3. 締め具合を確認してください
使用前、使用中の点検:
この点検は、製品に関する十分な知識を持つ人が行ってください。
点検は取扱説明書に従って、工具を用いずに短時間でおこないます。
– 目視点検:
赤色のOリングが見えている場合は、スクリューが十分に締められていません。
本来隠れているべきスクリューの頭が見えている場合、スクリューが十分に締められていません。
– 手動点検:
スペーサーが動く (『リング オープン』『スイベル オープン』等)、パーツが緩い (『アサップ ロック』等) 等の場合、スクリューが十分に締められていません。
PPE (個人用保護具) 点検作業中の締め付けトルク確認:
トルクレンチを使用した締め付けトルクの確認は、定期的な PPE 点検作業において、毎回行う必要があります。注意: アドベンチャーパーク等で激しく使用される PPE は、より頻繁に (特にスクリューの締め付けトルクについて) 点検を行う必要があります。