警告
- ・この技術情報を参照する前に、関連する製品の取扱説明書をよく読んでください。ここにある補足情報を理解するには、まず取扱説明書に掲載されている情報を読み、理解する必要があります
- ・ここで紹介する技術を身に付けるためには適切なトレーニングが必要です。ここで紹介する技術を実践する前に必ず、1人で安全に行う能力があることを上級者に確認してください
- ・ユーザーの活動に関連した技術例も紹介しています。ここに紹介されていない方法もあります
最適な快適性と保護性能を得るためには、ハーネスが適切に調節され、アタッチメントポイントが正しい位置にある必要があります。
ハーネスの取扱説明書記載の装着方法に従ってください。その上で、ハーネスをよりよくフィットさせるコツをご紹介します。
1. ウエストベルトの調節
ハーネスを装着する際は、一般的にウエストベルトを最初に調節します。ハーネスが身体に適切にフィットするように、不快感が生じない程度で、しっかりと締めておく必要があります。
・ウエストベルトの位置
腰骨より上のウエストの高さになるように装着します。
・側部アタッチメントポイントの位置
側部アタッチメントポイントが、腸骨稜の位置になるようにします。
・腹部アタッチメントポイントの位置
両側の調節用バックルを使って、腹部アタッチメントポイントが身体の中央に、ギアループが左右均等になるように調節してください。
フォールアレストの目的で、胸部または背部アタッチメントポイントにシステムを接続して使用する場合は、ウエストベルトをやや緩めにして装着することもできます。
2. レッグループの調節
レッグループは締め過ぎないように、レッグループと腿の間に手のひらが入る程度に調節します。レッグループの締め具合は、腹部アタッチメントポイントの高さに影響します。レッグループをきつく締めるほど、腹部アタッチメントポイントの高さが低くなります。
3. ショルダーストラップの調節
ショルダーストラップの締め具合は、用途や作業状況に応じて異なります。吊り下がったりロープを登ったりする際は、ショルダーストラップを十分に締めてください。
・胸部アタッチメントポイントの位置
胸部アタッチメントポイントは胸の高さになるようにします。
4. 背部アタッチメントポイントの位置の調節
背部アタッチメントポイントの高さは肩甲骨の範囲内になるようにします。
原則として、上記の方法で適切にフィットできない場合は、ハーネスのサイズを変更してください。
注記:
それでもハーネスが適切に調節できない場合は、『アバオ シット』と『トップ』『トップ クロール S』『トップ クロール L』を組み合わせて使用することで、より幅広い調節が可能です。