『アイディ S』はハーネスや支点にセットして使用可能なセルフブレーキ下降器です。
警告
- 以下の補足情報を読む前に取扱説明書をよく読んでください
- ここで紹介する技術を使用する前に、取扱説明書の内容を十分に理解する必要があります
- これらの技術を身に付けるためには、トレーニングが必要です
- これらの技術を自身で実践する前に、使用方法を熟知していて責任能力のある人に相談してください
『アイディ』のモデルを確認してください
2019 年より前のモデル シリアル番号が「19B0177022056」よりも前のもの |
2019 年モデル シリアル番号が「19B0177022056」以後のもの |
ロープアクセス用下降器
2019 年モデル
ロープの直径、ユーザーの好み、ブレーキ用カラビナおよび手の位置によって、末端側のロープを補強されたプレートまたはフリクショングルーブに押し当てることができます。
支点に『アイディ』をセットした状態での下降
EN 341 規格が 2011 年が改訂され、これには新しい静荷重および動荷重試験の要求事項が含まれています。また、規格試験を行うのに必要なおもりの重さが 25 % 増量されました (187.5 kg)。
支点に『アイディ』をセットした状態での確保
支点にセットした『アイディ』により、別の作業用システムを使用している作業者を確保できます。
末端側のロープから決して手を放さないでください。墜落のリスクを抑えるため、ユーザーは『アイディ』と作業者の間にあるロープがたるまないように常に注意を払う必要があります。
ロワーダウン時にロープを繰り出す
リードクライミング技術による登高の確保
下からのアクセスにおいて、『アイディ』をリードクライマーの確保に使用することができます。クライマーは登りながら中間支点にロープをクリップする必要があります。
ビレイヤーとクライマーの体重差に注意してください。クライマーの体重がビレイヤーの体重を大きく上回る場合、墜落の停止が難しい場合があります。
ロープを繰り出す
2019 年のモデルは、カムのでっぱりを親指で押すことにより、ロープを繰り出す際にロープが引っかかるのを抑えます。末端側のロープから決して手を放さないでください。