結び目の作成による『ジェーン I』または『プログレス アジャスト-I』のY字型ランヤードとしての使用

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ランヤードをハーネスに連結するために、1つまたは2つの結び目を作ることで、必要に応じたアームの長さに調節することができます。

警告

  • • この技術情報を参照する前に、関連する製品の取扱説明書をよく読んでください。ここにある補足情報を理解するには、まず取扱説明書に掲載されている情報を読み、理解する必要があります
  • • ここで紹介する技術を身に付けるためには適切なトレーニングが必要です。ここで紹介する技術を実践する前に必ず、1人で安全に行う能力があることを上級者に確認してください
  • • ユーザーの活動に関連した技術例も紹介しています。ここに紹介されていない方法もあります

ジェーン 1.5m または プログレス アジャスト-I 2m の場合

ジェーン 2m または プログレス アジャスト-I 3m の場合

注意: この設定は未認証であるため、欧州規則における個人用保護具の使用に関する推奨事項 (PPE-R / 11.088) に基づき、結び目の作成やアームの長さの設定を含め、ユーザーの責任の下でおこなってください。

結び目を作成したランヤードの強度:

 オーバーハンドノットを作成した場合、各アーム 14 kN
 エイトノットを作成した場合、各アーム 18 kN

認証におけるランヤードのアームの強度試験は、結び目なしでおこないます。

・長さ調節機能なしタイプの認証 EN 354: 最小破断強度 22 kN

・長さ調節機能付タイプの認証 EN 358: 最小破断強度 15 kN

注意:

・ランヤードをハーネスのアタッチメントポイントに直接結びつけてください (ハーネスの取扱説明書を参照してください)。

    

・警告: ランヤードのアームが長すぎると (例: 『プログレス アジャスト-I 3m』にひとつだけ結び目を作る)、ランヤードが張られた際に末端に手が届かなくなり、危険なたるみが生じた状態で使用することになります。

・警告: 常に支点より低い位置で、できるだけランヤードをたるませないようにすること、不意にロープクランプのロックが解除されないように注意することなど、『ジェーン』『プログレス アジャスト-I』の取扱説明書に従って使用してください。